Hyper-MEGA工法(ハイパーメガ工法)
Hyper-MEGA工法(プレボーリング拡大根固め工法)
工法概要
Hyper-MEGA工法は、プレボーリング拡大根固め工法に分類される工法です。
長年にわたる豊富な経験・実績から開発された工法で、従来の工法よりも大きな支持力が得られる高支持力杭工法です。
従来一定であった拡大根固め径を、1.0~2.0倍の範囲で自由に設定することが出来るため、経済的な設計が可能になります。(1.5倍以上は別途ご相談ください)
また、上杭にはあらゆる既製杭を継ぐことが出来、水平力に対応した杭材の設定が可能です。
工法特徴
(1)既製コンクリート杭を用いたプレボーリング拡大根固め工法では最強の鉛直支持力が得られる。
(2)開放杭を用いる事により、採掘残土を低減できる。
(3)同一杭径でも拡大根固め径を変更することにより、建物の柱荷重に合わせて、経済的な設計が可能である。
(4)根固め部に節杭使用が条件であり、上杭には節杭、ストレート杭、及び拡頭杭など多種・多様の杭を接続することが可能。
施工順序
標準施工手順の概要図
拡大ヘッドと螺旋部分に切り欠きを有するオーガスクリュー・撹拌ロッド等を用いて、適宜掘削液を吐出しながら所定の深度まで掘削した後、拡大ヘッドの拡大翼を拡翼させ、杭周充填液を吐出しながら、2m以上、杭長の50%以下の長さの範囲を拡大掘削するとともに上下反復し、杭周充填液と掘削土砂を撹拌混合します。
その後、先端部において、根固め液を注入しながら所定範囲を上下反復して根固め部を築造します。
拡大ヘッドによる拡大掘削径Deは、基準掘削径Ds=Do+0.05mの1倍から2倍まで任意の値を取ることが出来ます。
Doは根固め部に位置する節杭の節部径であり、De/Dsを拡大比ωと呼びます。
このように築造した掘削孔内に節杭のみ、あるいは節杭+ストレート杭を建て込み、地盤に定着させ、杭本体と根固め部および地盤との一体化を図ります。